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アニメ:ラブライブ!サンシャイン‼︎はなぜ低評価なのか?無印に叶わない理由を考えてみた

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こんにちは!てばさきです。

つい最近ラブライブ!とラブライブ!サンシャイン‼︎が
Amazonプライム・ビデオに追加されました。

ラブライバーの私、歓喜!!!!

もちろん両方とも視聴済みなのですが、
復習も兼ねて両方とも全話視聴し直しました。

ですが、改めて無印は神だなぁと思うばかりで…

ラブライブ!サンシャイン‼︎はリアタイで観ていたんですが
期待値を越えることはありませんでした…

ラブライブ!が終わりを迎えてからというもの、
心の穴を埋めてくれることを期待して視聴を始めた
ラブライブ!サンシャイン‼︎。

でも、何故かつまらない…

もうラブライブ!からはだいぶ離れてしまった私ですが、
何故ラブライブ!サンシャイン‼︎が駄目だったのかを
この機会に考えてみました。

ラブライブ!サンシャイン‼︎が好きな方は
気分を害するかもしれませんのでご注意を…

ストーリーが無印を意識しすぎている

ストーリー上で一番違和感があったのは
無印のストーリーをなぞらえたストーリー展開にあります。

μ’sの物語と被らないようにと無理に展開を変えている節があります。

  1. ファーストライブの客数(μ’sは0、Aqoursは満員)
  2. スクールアイドルをする理由(μ’sは廃校、Aqoursは憧れ&統廃合)
  3. 学校の存続(μ’sは廃校を阻止。Aqoursは統廃合決定)

もしかしたら無印を観ていない人にとっては
そこまで気にならないのかもしれません。

でも無印から視聴し続けている自分にとっては
あからさますぎるんですよね…

多少被ったとしても、もっと自然なストーリー展開にできたのでは?

主人公の千歌が何故か好きになれない

前作と比べてしまっている節があるのかもしれませんが
主人公の千歌が全然好きになれないんです…

千歌の発言で「ん?」と感じた部分がありました。

μ’sの名前を間違えるにわか…

もうこれは自分がオタク気質なのを承知での意見です。

自分を変えるキッカケをくれた大好きな
スクールアイドルの名前を普通間違えますか??

まぁμ’sガチ勢の生徒会長ダイヤさんとの対比なんでしょうけども。

それこそダイヤさんの言うように
『たまたま見つけたから軽い気持ちで真似をしてみよう』
と思ったんでしょ?と言われても仕方ないです。

μ’sが特別だってことを理解していない?

μ’sを『普通の子達』と言ってるのもモヤモヤします。

自分もμ’sみたいになれる!イージーモードで!
みたいに思ってるのが伺えて、無印好きな私にとっては
ちょっと軽薄なんじゃない?と思ってしまうんですよ。

希望を抱いて物事に挑戦するのは良いことですよ?
でもそのためにμ’sを落とすような発言をするのって
ちょっとどうなのかなぁと思います。

『元は』μ’sも普通の女の子だった。ってところが
何故か履き違えて『普通の人達』になってるのが
問題なんだと思います。

統廃合に大喜びするって…

統廃合の知らせを聞いた千歌は
『μ’sと一緒だよ〜!!!』と走り回って大喜び。

いやいやいや…あなた何のためにスクールアイドル始めたのよ???

μ’sのようにキラキラ輝きたいと思ったからでしょう?
普通の自分が夢中になれることを見つけたからでしょう?

なのに!μ’sと同じ帰路に立たされたことに大喜びするとは…

その後に『やっぱり私、この学校好きなんだよ』って…

そんな取って付けたみたいな…
学校を廃校から救うことは完全におまけじゃん!

三年生のほうがよっぽど学校のことちゃんと考えてるよね。

〜な気がするんだ。で全部物語が動いてる

これは千歌ちゃんのせいではないんですけど
『〜な気がするんだよね。』で物語が動くことが結構多いです。

そこにすっごい違和感を感じるんですよね。

他のキャラとの親密度もそこまで深めてないのに
わかってるかのように

『◯◯なら大丈夫だよ。そんな気がするんだ。』

って言われても、説得力ないし!!!!

いや、千歌ちゃんが悪いわけではないんだけど…
ストーリーの進め方の問題なんですけどね…

キャラクターの魅力度が足りない

前作と比べてしまうとやっぱりAqoursのメンバー達に感じるのは
キャラクターの魅力が足りないこと。

いや、正確にはキャラクター同士の関係性の問題。

一人一人の詳細なキャラ設定は出来てるんですよ。
みんなキャラも立ってるし、個性的です。

でも…メンバー全体でいうとどうなんでしょうか…

仲良し度が圧倒的に足りない

Aqoursも仲良しなんですよ?表面上は。

1年生同士、2年生同士、3年生同士の関係性は
ストーリー上で掘り下げられている部分が多いため
仲良いのが伝わってきます。

でも学年を跨いではどうでしょうか?

μ’sでは3年生の『矢澤にこ』の存在のおかげで
メンバー全員の一体感がありましたよね。

異彩を放つ3年生のにこちゃんの奇行を
メンバー全員が呆れながら相手してるのが微笑ましいです。

そういったものがAqoursにはないんですよ。

学年間を跨いだ関係性と言えば 黒澤姉妹くらい。

果南ちゃんと千歌ちゃんがご近所さんで幼馴染みですが
その設定を生かしたエピソードすらもありません。

なので、仲良し度をアピールするためか
不自然な絡み?ハグ?イチャイチャ?
が多いのが気になってしまいます。

そういった意味で『表面上』と思ってしまうのかもしれません。

ライバルの立ち位置が中途半端すぎる

ライバル関係にあるSaint Snowのスペックにも問題あるんですよね…

ラブライブ優勝候補にギリ入ってるか入ってないかのような
中途パンパな実力でありながら、
何故かまだヒヨッコのAqoursにマウントを取ってくる…

視聴者はこう感じたはずです。

コイツらあんまり性格良くなくないか???

前作のμ’sのライバルであるアライズは
圧倒的知名度と人気と実力を持ち合わせながらも
ポッと出のμ’sに対してネガティブな発言なんて一切してきませんでした。

それどころか人気のある自分達と対等に接してくれて
ライバルとして認識してくれていたんです。

なのにSaint Snowときたら…
遥々東京からやってきて頑張ったライブパフォーマンスで
得票数が0という厳しい現実に打ちのめされているAqoursに対して

『バカにしないで。ラブライブは、遊びじゃない!!』

って追い討ちかけてくるんですよ…?
前作のアライズとのギャップが激し過ぎてビビりましたよ。

Aqoursも真剣にライブに取り組んでたはずなんですけどね…

ていうかSaint Snowの曲ってなんかダサ…(これ以上はやめるんだ!)

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可愛くて若くて歌って踊れる声優達

ラブライブ!サンシャイン‼︎の声優さん達は
みんな若くて可愛くてダンスも上手で歌も上手いです。

サンシャイン‼︎の企画が発表されてから
ラブライブ!のコンテンツに合わせてオーディションを行い
選ばれた9人がまさに今のAqoursなんですね。

声優さんによる作中と同じライブパフォーマンスを再現するために

  • 可愛い
  • 踊れる
  • 歌える

女の子達が必要だったわけです。

それ自体はコンテンツをより良いものにするための
必然的な行為だとは思います。

新人の声優さんを起用しているのも
ラブライブ!という大きな名前の作品で名前を周知させて
これからの活躍できるように促しているのも好感が持てます。

μ’sの声優さん達はとっても仲良し!だけど…

ですが、若い子達のグループはなんとなく

本当にメンバー間は仲が良いの???

と疑ってしまうんですよね。

実際仲良しだとは思いますし、
Aqoursのファンの方なら尚更声優同士の関係性は認知しているでしょう。

しかし、μ’sの声優さん達は30歳手前の落ち着いた大人達。

海未ちゃん役の三森すずこさんや、にこちゃん役の徳井青空さんなんかは
ミルキィホームズでも活躍しているビックネームです。

そんな彼女らが築いたラブライブ!

これで仲が良くないわけがありませんよ…

ラジオやSNSでもその仲の良さが伺えますし
年齢からも裏表のなさを感じさせてくれます。

Aqoursの声優さん達も仲は良いんでしょうけど、
どうしても商業的な匂いがしてしまうんですよね…

有名な声優さんが何人か居れば、また印象も違うんですけどね。

AKBの神セブンがまさにμ’s

これはビックネームの名前を借りた
新しいコンテンツを作る時に対峙する壁なのですが

人気を集め、名を知らしめた初代を超えることは難しい。

ということ。

一番分かりやすい例で言えばAKBがまさにそれです。

最初の上位メンバーである

  • 前田敦子
  • 大島優子
  • 渡辺麻友
  • 篠田麻里子
  • 高橋みなみ
  • 板野友美
  • 小嶋陽菜

この7人は『神7(セブン)』呼ばれていました。

その全員がAKBが人気を得た全盛期のメンバーですよね。

ですが、この7人が卒業した後のAKBはどうだったでしょうか?
今現在は?AKBと聞いて名前を言えるメンバーは何人いますか?

つまりはそういうことです。

μ’sが卒業した後のラブライブ!というコンテンツは
神セブンが卒業したAKBの姿と酷似しています。

Aqoursはそういう運命を背負っているんです。

Aqoursがμ’sに劣るのはもはや仕方ないことで、
そういった状況で頑張る声優さん達と
作中で四苦八苦するAqoursは重なってみえます。

本当はAqoursも応援したい。でも…

報われてほしいし応援したい。だけど、

あんな違和感だらけのストーリーでは
本当の意味で夢中にはなれません。

素敵な楽曲と素敵なダンス。
声優さん達もアイドルみたいに可愛い。
魅力は十分にあるはずなんです。

だからこそガッカリしているんです…

ラブライバーだからと言っても
Aqoursをμ’sの代わりに応援して
心の穴を埋めたいわけではないんですよ…

そうは言っても面白い回もある

散々駄目出しした後でアレなんですけど、
面白いと思った部分もあるんです。

実際メンバー全員がAqoursに加入するまでのストーリーは
結構楽しんで観ることができました。

ファーストライブの予想外の展開

ファーストライブの日に体育館を満員に出来なければ
スクールアイドルとして活動することを諦めるように
鞠莉から言われた千歌達。

解散を免れ、部として承認してもらうためには
全校生徒はもちろん、街の人達にも
ライブを見に来てもらわなければならない状況。

街への宣伝に力を入れて迎えた当日は悪天候の大嵐。

嵐の中わざわざ千歌達のライブを見にきてくれる人はおらず、
集まった少人数のためにも気を強く持ち歌った3人。

しかし、悪天候の影響でライブの途中で照明は落ち、
続行が難しくなってしまったんです。

そんな中、体育館の扉を開けたのは千歌のお姉さんでした。

後ろにはなんと、大勢の人達が殺到していたんです!

街の人々の暖かさに感激した瞬間でした。

スクールアイドルの活動を反対していた生徒会長のダイヤさんが
さりげなく照明の復帰のためのサポートをしていたのも良かったです。

提灯でのライブのアイデアは◎

街の魅力を伝えるためのPVを作るのですが、
不便で人も少ない田舎であるためか
なかなか街の良さが見つけられずに苦戦します。

ですが、海開きの日に毎年提灯流しを行うため
街の人たちが海に集まっているのを見て
東京からの転校生の梨子ちゃんは

『これなんじゃないかな?この街や学校のいいところって…』

と気付くんです。

そこで提灯をバックにPVを撮影するんですよね!

内浦という舞台を生かしたライブですごく良かったです。

鞠莉と果南が和解する回は感動!

3年生のイザコザが解決してAqoursのメンバーになる回は感動しましたね。

3年生は前に一度スクールアイドルをやっていたのですが、
果南の一言で解散してしまいました。

それでも諦めきれずに再結成しようとする鞠莉。
そんな鞠莉を拒む果南。

でも、果南は鞠莉を想って解散を言い出していたんです。

留学の話が来てもスクールアイドルをやるために
全部断っていた鞠莉。

そんな鞠莉の将来を心配していた果南。

二人の気持ちはすれ違ってしまっていたんです…

和解してもう一度スクールアイドルをできて本当に良かったです…!!

何故こうなった?いらなかった展開

Aquaに入りたいモブキャラ達…

最終話でモブ達が衝撃のセリフを言い放ちます…!

『私達も一緒にスクールアイドルやれたりするのかな…?』

えっっっ!!!???なんでっ!!???(真顔)
今更!??Aqoursに!??入るの!???WHY!!??!?!?

千歌ちゃんは千歌ちゃんで

『やろう!!!みんな一緒に!!!』
 
とか言うし!!!

ラブライブでステージでみんなで歌うとか言うし!
何故そうなるんだ!!???ワッツハプンンン!!?!?

Aqoursのお手伝いすればいいのに、学校のために自分達も何かしたいからって
スクールアイドルやりたいとか…マジで謎すぎる展開でした。

ルビィと理亞二人で作った曲をみんなで歌う展開

Saint Snowの理亞とAqoursのルビィが
それぞれのお姉さんへの想いと込めて曲を作り、
街のクリスマスライブで披露します。

とってもいい話だったので水を挿したくはないんですが
何故か全員参加で歌って踊り始めるんですよ…
 
ルビィの姉のダイヤと理亞の姉の聖亞もですよ!!??

いや、君ら二人のために頑張って曲作って
ダンスも練習してたんですけど…?

みんなが割り込んできた瞬間、マジで何だこれって感じでしたよ。

 

これからのラブライブ!について

最近新プロジェクトを立ち上げており、
スクフェス発のスクールアイドルが誕生しました。

ラブライブPDP。虹ヶ咲スクールアイドル同好会です。

 

厳密に言えばμ’sやAqoursのようなスクールアイドルとは異なりますが、
声優さんも決まっており、そのうちメディアに登場するかもしれません。

ラブライブ!と名のつく以上は応援したいというのが本音。

μ’sが導いたこの物語がずっと続いていくことを願っています…

以上!ラブライバーの小言でした!ノシ