ども!てばさきです。
現在放送中の炎炎ノ消防隊を視聴して、まだ14話ではありますがネタバレ感想を記していきますね。
最近のアニメだと割と面白くて当たり引いたな~って感じの作品ではありますが、全力でおすすめ!ってワケでもない、何ともモヤモヤしたものを感じているのでその辺もハッキリさせてやろうと思います。
炎炎ノ消防隊のあらすじと概要
炎炎ノ消防隊は2019年夏、秋に放送された(現在放送中)深夜アニメです。
原作は『週刊少年マガジン』にて連載中の漫画作品ですね。
最初はジャンプっぽいな~と思ってたので、少年漫画と知って納得しました。
絵もかなり上手で自分好みですね。
私がそう感じるだけかもですが、何となく青の祓魔師の雰囲気と似ているような気がします。
あらすじはこんな感じです。
全人類は怯えていた—。何の変哲もない人が突如燃え出し、炎を操る怪物“焰ビト”となって、破壊の限りを尽くす“人体発火現象”。炎の恐怖に立ち向かう特殊消防隊は、現象の謎を解明し、人類を救うことが使命!とある理由から“悪魔”と呼ばれる、新入隊員の少年・シンラは、“ヒーロー”を目指し、仲間たちと共に、“焰ビト”との戦いの日々に身を投じる!! ©大久保篤・講談社/特殊消防隊動画広報課 引用:Amazonプライム・ビデオ
ホムラビトを消火する消防隊の話なんですが、異能力を持った消防隊員達が戦うのでバトルアクションの派手さが見どころですね。
その内容が仇となり、京アニの事件と時期被りして放送中止したり、冒頭”焼死”ってワードカットされてたりと対応が大変そうでしたが、無事再開できて何よりです。
それではネタバレ感想に行きますよ~
炎炎ノ消防隊の感想
炎の消防隊の感想としては正直なところ、そこそこ楽しめるバトルアニメ作品といった具合でしょうか。
ストーリーや設定は面白くバトルシーンもド派手でかっこいいのですが、やはり少年ジャンプの作品と比べてしまうと物足りない部分もちょくちょくあるなぁと感じました。
劣化版:僕のヒーローアカデミアみたいな印象ですね。(いや、カッコ良さは炎炎ノ消防隊も引けを取らないけれども)
黒幕に関わっている主人公シンラの弟
設定として良いなと思ったのは、死んだと思っていたシンラの弟が生きており黒幕の敵サイドに落ちていると言う点です。
それも序盤では伏せられていた事実だったので物語が進むにつれて明らかになったこともポイントが高いですね。
肉親が闇落ちしてる作品は対立構造の中に一縷の希望見出せるのでハッピーエンドになる事は間違いないですし。
ハピエン厨として美味しい展開でしたね。
シンラとクリソツの顔も良き。
炎のバトルシーンがとにかく熱い!
異能力を使ったバトルシーンも魅力のひとつで、その能力も全て”炎”に起因しています。
キャラクターによって扱う能力も様々でして、足から炎吹いてロケットみたいに飛んだり、高温のプラズマを凝集してライトサーバーのような剣として扱ったり、周りの熱を操り熱失神で動けなくしたりと実に多種多様です。
「芸術は爆発だ!」と手のひらで粘土を食うキャラの言うように、文字通り火花を散らす戦闘は美しさすら感じることが出来ます。
Mrs.Green AppleがタイアップのOP映像を観れば一目瞭然の素晴らしい映像・作画が本編でも高クオリティで繰り広げられていますからね。
炎炎ノ消防隊の残念な点
炎炎ノ消防隊を観ていて、なんだか全力で楽しめない、アツい気持ちになれない…というモヤモヤした印象がずっとありました。
ストーリーも設定も文句無しに面白い。続きも気になる。
でもどハマりするには後もう一歩足りない……
その理由はキャラクターの関係性にあることが分かりました。
希薄なキャラクター同士の関係性にモヤモヤ
これは趣味趣向の話でもありますし、まだ物語序盤というところもありきで思うところを言うと、第八特殊消防隊員達は現時点で絆を深められているのでしょうか?
私にはそのように思えません。
何故なら隊員同士の絆を深めるエピソードが全然見当たらないからです。
最初からキャラクターが揃っている作品ほど退屈なものはないです。
みんな最初から仲間で仲良しこよし。こんな都合の良い人間関係はありません。
互いが絆を深め合ったエピソードや、戦闘の中で仲間のピンチを助けたりとかって話が観たいんです私は。
もちろん個々のキャラクターは個性的でキャラが立っています。それは良いんです。
でもストーリー重視なのかなんなのか、平和パートで絡んでても上っ面の仲良しごっこにしか見えないんですよね。
紅丸とコンロ(第七の中隊長)は過去のエピソードがありましたけど、アレも正直心に刺さるものがありませんでした。
ほしいのはそういう感じので合ってるんですけどね…なんかグッとこないんです。
ジャンプ作品とどうしても比べてしまう
王道バトルアクションと言えばやはりジャンプ作品が強いです。
そのためどうしてもそういったジャンルの作品にはジャンプレベルの面白さを期待してしまう節があるんですよね。
友情・努力・勝利の全てを満たしていることを望んでしまうのです。
炎炎ノ消防隊は友情の部分がかなり希薄だと感じますし、努力も影に隠れてしまっています。
ジャンプ主人公は最初は弱くて力を使いこなせてない上に根性でなんとか敵を打つって感じですけど、闘い中で次第に成長していきその秘めたチカラを最大限に発揮していきます。
でもシンラは最初から結構強い。何故ヒーローになりたいのかの動機も曖昧で腑に落ちないんです。ただ言ってるだけだなって印象。
消防隊に入る前に並々ならぬ努力をしたのかもしれませんが、そのエピソードの今のところないですし。
別に修行しろとまでは言いませんが、闘いの中で成長し、苦痛に耐えながらも強くなっていく姿を私は観たいのです。
その辺りは今後のエピソードにほのかに期待しています。
炎炎ノ消防隊のキャラクター
キャラクターはみんな個性的で可愛いです。
関係性はお察しですが、一人ひとりは割と好きですね。
しかし没個性にならないように塗り固めた無駄な設定も多いなぁという印象も見受けられます。
たまきのラッキースケベられ設定…
第一特殊消防隊のたまきのラッキースケベられ体質……アレは何なんですかね……
いや、いちオタクとしては美味しいですし、絵面だけなら眼福だしシンラとの絡みは可愛いなぁとも思います、思いますけど、、
なんかそれだけのキャラって感じですごく浅いなぁと感じるわけです。
一時的に第八に所属しているたまきですけど、闘いの中でなんか役に立ってますかね??
どんなにエッチで可愛いキャラでも、役立たずだとなんだかなぁ…
それって違う意味で没個性だよ、と思うわけです。
まあそれはたまきに限らずで、第八には闘いの中でそれぞれのキャラに役割があるはずなんですが、そこにあまり焦点が当たっておらず、シンラと時々アーサーがセットで活躍する場面ばかりなのが結構不満な部分なんですよね。
その辺りもこれからに期待しています。
シンラの信念はどこにある?
また、シンラのなんとも信用の薄い言葉だけの信念がこの作品の根幹をブレさせるような気がしてなりません。
火事で家族を失い、自分の能力のせいにされ、悪魔と言われた子供が、自分と関係のない他人を救うヒーローになるために消防隊に入るって………整合性なさ過ぎませんかね?
ヒーローになりたいは子どもの頃から母親に言っていたようですけど、その動機やキッカケはよくわかりません。
火事の真相を突き止めるために消防隊に入るとかなら流れも自然だしまだ分かるんですが、シンラは何も知らないあの火事の日の真実を消防隊に入ってから知ることになりますよね。
シンラの行動の源が真相が暴かれるたびにブレていくような気がしてならないのです。
他人のヒーローになるために、肉親である弟を倒せるのでしょうか?
シンラの大切なものってなんなんでしょう?
シンラの売ってはいけない魂って、信念って、一体なんなんでしょう?
※追記
弟くんとの対面でシンラは連れ戻す発言をしていましたね。
説得して心を洗うつもりなのでしょうか??
現時点ではヒーロー云々よりも弟を守ることの方が優先みたいな感じがします。(パニック)
まとめ:炎炎ノ消防隊はそれなりに面白いけどちょっとモヤモヤする
まぁそんなわけで、炎炎ノ消防隊のモヤモヤについて書きましたが、最近のアニメでは割と面白い作品だと思います。
おすすめもするし、とりあえず暇なら観てほしいし。
でもNARUTOとかヒロアカとか観たことない人には勧めない。
普通にNARUTOとヒロアカ先に観てほしいもん。絶対そっちのが面白いもん。
マガジンはラブコメとかギャグは面白い作品多いのに、王道バトルアクションとなるとホント微妙だね。
七つの大罪とかフェアリーテイルとか、ジャンプ好きには物足りなさすぎる。
その辺りが普通に楽しめる人はハマれる作品かなぁと思います。
絵好きだからハマりたかったけどね。惜しかったな。
ではまたノシ