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【感想】Re:ゼロ から始める異世界生活は深夜アニメの醍醐味であるちょいグロ鬱作品

ども!てばさきです。

2020年のうちに2期が放送されることが決まったリゼロですが、復習も兼ねてアニメを見返すことにしました。(もう4回目だけど)

ってことで完全なネタバレ感想となっています。

色々考察してみたいこともあるので書き留めておきます。

Re:ゼロから始める異世界生活のあらすじと概要

リゼロは2016年の春、夏に放送された深夜アニメです。

原作は「小説家になろう」で連載されていたライトノベルですね。(美少女表紙の小説は勝手に全部ラノベ認定してる)

あらすじはこんな感じ。

コンビニからの帰り道、突如異世界へと召喚されてしまった普通の男子高校生、菜月昴。右も左も分からない異世界に放り出され、途方に暮れていたスバルに手を差し伸べたのは美しい銀髪の少女だった。絶望から救ってくれた少女に何かお返しがしたいスバルは、少女が盗まれてしまった大切なものを一緒に探すことになるのだが……。(c)長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活製作委員会 引用:Amazonプライムビデオ

今人気のみんな大好き異世界転生作品です

異世界転生モノだと自分の中でTOP2には入るかなり面白い作品ですね。(もう1作品はもちろん転スラ)

ではではネタバレ感想行ってみましょう~っ

Re:ゼロから始める異世界生活の感想

リゼロの良さはやはり設定と世界観だと私は思います。

ストーリーも先が気になる構成で引き込まれましたね。

スバルの死に戻りの能力

リゼロの面白さの根端はやはりあの主人公の死に戻りの能力にありますね。

あの設定のおかげで最初エミリアもスバルも敵に殺された時は度肝を抜かれました。

その後も主人公や仲間が何回も死んでまた過去にタイムリープするんですが、そのたびに絶望感や虚無感を味わせてくれます。

絶望からの希望からのハッピーエンドという展開は私含めて誰もが好きなはず。

絶望という極上のスパイスを何度も何度もぶち込んでくるんですよこの作品は。

しかも精神的におかしくなるほどまでに逆転不可能な詰みゲーばかり。

エミリアと喧嘩した後の死に戻りなんて王候補達との関係性も出来上がってないしで最悪の気分でした…

&ちょいグロなダークな世界観

リゼロは正に深夜アニメの王道作品と言えます。

やっぱり深夜アニメは血が出てナンボ、グロくてナンボ、エロくてナンボです。

最近は規制も厳しくなってきたのもあって平和な作品が多いですが(それはそれで好きだけど)、本来私達が深夜帯のアニメに求めてるのは正にリゼロのようなダークな作品なんですよね。

片足なくなったり、指がちょん切れたり、首が取れたりするんですよ?

しかもストーリーに準拠した衝撃的な見せ方をしてくれています。

正直ひぐらしみたいなガッツリ拷問器具とか出てくるようなグロさは無いんですけど(私もそこまで求めてはいないし)、丁度よく血を見せてくれる、死んでくれる、視聴者も地味~に精神的に狂わせてくれる作品だと思います。

Re:ゼロから始める異世界生活のキャラクター

基本的にリゼロはキャラクターも良いです。

個性もありますし、作中で絆も構築されますし、何より顔面偏差値の高い美少女ばかりでこちとらウハウハです。笑

ですが最初はエミリア以外は敵なのか味方なのか分からない、仲間になる前の一悶着や葛藤もあったりします。

視聴する側としてもスッと仲間認定出来ないむず痒さを感じたりもしますが、信用を得るためにポジティブ対応で取り入るスバルを何度も見ているこちらとしては、仲間として受け入れられている姿を見て『良かったな。頑張ったなスバル』と思っちゃうわけです。

キャラクター同士が最初から仲良しこよしの関係性ほどつまらないものは無いです。

私は絆が生まれるその瞬間を見届けたいんですよね。

レムりんはマジ女神

リゼロのキャラクターで一番人気のレムですが、その背景にあるのはやはりスバルへの信頼の構築、絆、心を通わせるキッカケが一番分かりやすくなるよう焦点を当てたキャラだったことにあるのではないでしょうか。

サブヒロインは大抵人気のあるものですが、レムに関してはただのお飾りではなくて1期の物語のメインを司っていたことが大きいと思います。

レムという存在はスバルの死に戻りの功績そのものです。

18話の「ゼロから」で見せるレムの女神っぷりは正に、スバルのこれまで行いが起こした奇跡とも言えます。

レムのおっぱいが大きいとか、報われない恋心抱いているだとかは全部付加価値でしかなくて、本質はスバルの功績がレムってことにあると思うのです。

だから私含めて、リゼロを視聴した人はみんなレムが好きになってしまうんですよ。

スバルに心を通わせる過程を全てみているわけですから。

ベアトリスがスバルを逃した理由

スバルの功績と言えば、ベアトリスもその一人なのではないでしょうか。

お屋敷に来てから何度も死に戻っているスバルですから、ロズワールやレム、ラムとの信頼を構築するには時間が短すぎましたし、やはり警戒もされていましたからかなり無理ゲーだったと思います。

しかしながらベアトリスは魔女の匂いを漂わせるスバルを警戒こそすれど、関わりを持つことに対しては割と寛容だったように思います。(口では面倒ごとは嫌いなのよと言ってはいますが。ツンデレに違いない。)

そのように思わせたのはやはりスバルの人当たりの良いひょうきんな接し方にあったのではないでしょうか。

死に戻ってからすぐにベアトリスに会うことも信頼構築に繋がっていたように思います。

死に戻り地点もベアトリスとの対面を済ませた後でしたし、スバルにとっても唯一お屋敷で心を置いておける存在であったとも思えます。

ベアトリスに限ってはスバルが戦略的に攻略したわけではなく、あくまでもスバルの人間性に魅せられた結果だったと私は思います。

契約を免罪符にはしていますが、本来であれば雇主であるロズワール側に付くのが普通でしょう。

完全な独壇場でスバルを逃したわけですから、ベアトリスはスバルの人間性が本物であると信じて守るべき存在と認定したわけです。

この辺りも死に戻りによって無かったことになっているのが残念ではありますが、一連の流れから察するにあたって、ベアトリスとスバルの関係性は出逢った頃から良好だったことが見受けられましたね。

Re:ゼロから始める異世界生活の残念な点

ここからはリゼロの悪かった部分というか、残念だったと感じた点を挙げていきます。

基本的には文句なしに面白い作品なので、割と細かい部分について言及してます。

リゼロは序盤が少しかったるい

リゼロの1話は深夜アニメではあまり例を見ない1時間の放送でした。

あの内容だと2枠分のボリュームが必要なのは理解できますし、1話のラストで死に戻りするので最後まで観れば面白い作品であることが明確にわかります。

ですが…1話ラストに至るまでが少しばかりかったるいんですよね。

エミリアと紀章を探し当てるまで行動を共にしていますけど、その間に何か伏線とか張れないもんでしょうか。(あるにはあるんでしょうけど、もっと気になる感じのやつが欲しかった)

出会って間もない謎の美少女との紀章探しに1時間も使ってたら、飽きて離脱しちゃう人もいると思うのです。

まあ評価の高い作品なので後から観る人は1話切りなんてしないとは思いますが、最初ばかりは少し退屈だなぁと感じましたね。

スバルとエミリアの喧嘩が残念

スバルとエミリアが仲違いをするシーンがありますが、スバルの暴走っぷりには少しばかり違和感を感じました。

「エミリアのためを想って」なんて恩着せがましいセリフを吐きながら自分のエゴを押し付けるスバルの姿はかなり醜いなぁと思いながら観ていました。

スバルってそんなやつだったっけ??

知り合って日の浅い他人の為に影で頑張っちゃうお人好しのスバルが、なんで自分勝手なことして大好きなエミリアたんを困らせてるの??なんで嫌われるようなことするの??

別に仲違いをすることに関しては物語の運びもあるので良いと思うんですが、スバルの行動に整合性を見出せないところが正直な感想でした。

まあエミリアへの恋愛感情によるものなんでしょうし、自分の非を認めて、レムに勇気付ケられてもう一度頑張るスバルを嫌いになれないのもまた事実ではあります。

エミリアとの喧嘩が死に戻りでリセットしたら良かったのにと最初は思いましたけど、失敗もまた成長に繋がるスパイスであることを考えるととても重要なシーンだったんだなぁと今では思います。

自分はどうしても、綺麗なものだけを観ていたい傾向があるようで、好きなキャラの汚い部分を見せられてしまうとどうもモヤモヤしてしまうみたいです。

まとめ:Re:ゼロから始める異世界生活はほぼ文句なし面白さです!

とまぁ細かい部分が気にはなりますが、総合的にはかなり面白い作品だと思います。

これは間違いなく、個人的な神アニメランキングの上位にランクインします。

ぶっちゃけ自分の好みのジャンルではないんですけど、2016年では間違いなく覇権アニメでしたね。

異世界転生モノのブームに更に拍車をかけた作品となったことでしょう。

パックとエミリアの関係性にフォーカスを当てた映画も公開されましたし、2期も始まりますのでまだまだ目が離せません。

2期はレムが出てこないって話なんですが、まぁそれも関係なしにホントに楽しみです。

あなたにも是非リゼロ 2期、映画共に楽しんでほしいと思います。

1期の予習復習も忘れずにね☆

 

ではまたノシ